10月7日付け日経新聞に表記のタイトルの記事が掲載されていました。
この内容は、昨年11月に日本小児科医会が、@ムズがる赤ちゃんに子育てアプリの画面
で見せて対応するのは育ちをゆがめる可能性がある、A親子ともメディア接触時間のコント
ロールが大事である、B親がスマホに夢中で、赤ちゃんの興味・関心を無視している、C目
と目を合わせ、語りかけることで赤ちゃんの安心感が育まれる、D読み聞かせは、親子が
共に育つ大切な時間である、E外遊びなどで親と一緒に過ごすことは子供の体力、五感
を育む、といった注意点をまとめて全国の病院に配ったそうです。そのほか、これに対する
母親のいろんな意見等が掲載されいてます。結論は、スマホを子供に渡しっきりにするの
が最悪だということであるようです。
評論家の故大宅壮一氏が、テレビが普及し始めた頃に「テレビというメディアは非常に低俗
なものであり、テレビばかり見ていると人間の想像力や思考力を低下させ、一億総白痴化に
なる」と言われたが、昨年11月に東北大の川島隆太教授と竹内光雄教授らのグループが
子供が長時間テレビを見ていると言語知能をつかさどる脳の前頭極に悪影響を与えるとする
研究結果をまとめたそうです。
テレビの総白痴化は本当だったということです。
日経の記事は親子に係ることを述べていますが、全ての人々に対する警告と思います。
スマホがテレビに代わり同じ立ち位置になるのでは、それ以上の大きな悪影響を及ぼすので
はないかと思います。
私自身、スマホをほとんど操作できないので、発言の権利は無いかも知れませんが、18歳
未満の者の携帯・スマホの使用に何らかの制限をすべきと、5年以上も前から思っています。
勉強・運動不足、親子間をはじめとするコミュニケーション不足、マナーの後退など・・・・・・
を考えたときに。初めは、一方通行で受身のテレビと異なり、双方向で、いろいろ思考して
スマホは使うものだからテレビより弊害は少ないかと思っていましたが、最近は、ラインとか
により、多くのいじめの実態が報告されたりして、そうではないなと感じています。
両刃の剣、〇〇に刃物、馬鹿と鋏は使いよう(ちょっと違うか)で、便利で、優れたツールとは
思いますが、「一億総思いやり劣化」にならないようにと願います。